で、トライアスロンてなによ。

みなさん、こんにちは。
しゃちく(キャラ)です。

 

今日は、「なんでまた、トライアスロン始めたの?」の次くらいに多い質問にお答えしましょう。

 

 

 



「そっか~、トライアスロン、ねぇ……。






トライアスロンて、泳いで、走って……?」



「あっ、そっか、三種目!






で、どれくらい 泳ぐ/走る の?」








そう、トライアスロンという競技は「複数種目を連続して、(細かくはわからないけど)とんでもない距離を走破するドM野郎が出るレース」、という認識は皆さんあるよう。間違ってない。

けれども、詳しいことはよくわかっていないようなのです。

「興味がある」と考えていた私もそうでした。

本日は「トライアスロンとは?」というお話をしていきます!

「ちくトラ」は万人に優しいトライアスロン情報ブログを目指しています(^^)

 

まず、トライスロンはOWS(オープンウォータースイム。屋外(海、湖など)で泳ぐ)、バイク(自転車のロードレース)、ランニングの3種目を続けて行う競技です。

距離はレースによってまちまちなのですが、主に3種類に分けられます。

 

①オリンピック・ディスタンス(OD)

ショート・ディスタンスともいう。

名前の通り、オリンピックのトライアスロン競技はこの距離。

スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの計51.5km。

日本で一番レース数が多いのがこの距離。

 

②ロング・ディスタンス

スイム4km、バイク120km、ラン30kmの計154km。

国内の大きなレースはこれくらい~アイアンマン・ディスタンスくらいの距離が多い。

 

③アイアンマン・ディスタンス

スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmの計225.995km。

みなさまのイメージしてるトライアスロンは多分これ。



うーん、アホみたいに長い。

東京・日本橋から静岡県浜松市まで、直線距離で215km。

アイアンマン・ディスタンスにはちょっと足りないですね。
そんな距離を半日足らずで走破するのです。つくづくアホみたいな競技だなぁ。

 

ところが、ロング・ディスタンスの項目で「このくらいの距離が多い」と書いた通り、実は距離に関してはっきりルールがあるわけではないのです。

例えば日本で人気の四大トライアスロンレースは、全日本トライアスロン宮古島大会(沖縄、4月)、五島長崎国際トライアスロン(長崎、6月)、全日本トライアスロン皆生大会(鳥取、7月)、佐渡国トライアスロン大会(新潟、9月)なのですが、距離はそれぞれ。

 

○全日本トライアスロン宮古島大会

スイム3.0km、バイク157km、ラン42.195km

 

○五島長崎国際トライアスロン(Aタイプ)

スイム3.8㎞、バイク180.2㎞、ラン42.2㎞

 

○全日本トライアスロン皆生大会

スイム3.0km、バイク140km、ラン42.195km

 

佐渡国トライアスロン大会(Aタイプ)

スイム4.0km、バイク190km、ラン42.2km

 

ロングともアイアンマンともつかない距離のレースもありますし、アイアンマンより長いレースも。そのほかのレースでは、短いほうで行くとODより短いレースもあります。

なかにはリレーがある大会も。

リレーの場合は、「1人1種目で3人でリレー」パターンと、「1人1人が3種目完走してリレー」のパターンがあるようです。

 

では、いったいどの距離を完走したらよくいう「アイアンマン」と呼ばれるのか?

もちろん、「アイアンマン・ディスタンス」です。



「・・・? でも国内四大レースも、ぴったりアイアンマンディスタンスはないじゃない? いったい何ならアイアンマンになれるの?」

 

そう思ったそこのあなた!慧眼です

「アイアンマン」と呼ばれるのは、IRONMANブランドが認定しているレースで完走した場合のみなのです。

f:id:shachi-tri:20171119234800p:plain

このIRONMANのロゴがついているレースのみで認められます。

IRONMANレースは世界各地で開催されており、そのどのレースでも完走すれば、一生「アイアンマン」と名乗れます。

2015年までは北海道でIRONMANレースがあったのですが、コースの事情などによりなくなり、現在はアイアンマンになるには海外に遠征しなければなりません・・・。

ちなみに、IRONMANにはハーフもあり、そちらは「IRONMAN70.3」と呼ばれます。(スイム1.9㎞、バイク90.1㎞、ラン21.1kmの計113.1km=70.3mile)

70.3を完走すると、「ハーフアイアンマン」となります。

かくいうしゃちくもハーフアイアンマンです(๑´ڤ`๑)テヘ

70.3は国内でのレースがあり、毎年6月に愛知県の知多半島で「IRONMAN70.3 CENTRAIR CHITA PENINSULA JAPAN」が行われています。

 

「アイアンマンがどんなのかは分かった。けど、じゃあ、国内四大トライアスロンで完走した場合って、ただ『完走』ってだけなの?アイアンマンみたいな呼称ってないの?」

 

ふふふ・・・。もちろん、あります

 

○全日本トライアスロン宮古島大会=ストロングマン

○五島長崎国際トライアスロンバラモンキング

○全日本トライアスロン皆生大会=ブレーブ

佐渡国トライアスロン大会=ストロマ

 

・・・うん、強そうだ!

佐渡に至っては、鉄人を超えて宇宙ですからね・・・。(astro- で宇宙関係を表します。例えばastronautは宇宙飛行士)

 

国内四大レースも、それぞれの大会色をよく出していて、選手はもちろん応援のご家族までファンになってしまうとよく聞きます。

私もいつか出たいなぁ・・・。

あ、でも暑さに弱いから皆生と佐渡は嫌だなぁ・・・←

 

ということで、本日はトライスロンとはどんな競技なのかをざっくりとご紹介いたしました。

どのレースに出るにしても、トライスロンはかなりのトレーニングを積まないと完走さえもできません。

トレーニングをきちんとしても、レース中のトラブルで棄権なんてこともざらです。

トライスロン創始者の1人、ジョン・コリンズの言葉にこんなものがあります。

 

"Swim 2.4 Miles. Bike 112 miles. Run 26.2. Brag for the rest of your life."

ー1.9km泳ぎ、バイクで180km走り、42.195km走る。完走したら、一生そのことを誇れ。

 

ざっくり訳すとこんな感じですかね。

完走するだけで誇り。そんなすごいレースなんです。

人との闘いよりも、自分との闘い。勝ち負けだけではない。

そんなところも、人がトライアスロンに魅せられている理由の一つのようです。

 

次回は・・・。どうしよう。笑

特にネタが思い浮かばなければ、前に出たレースの記録をアップしようかと思います。

 

では、あでゅー!