館山若潮マラソン2018④

しゃちくは瀕死ながらもなんとかゴール。

はたして友人WKはいかに。


ゴール直後、しばらく歩けず膝に手をついていたら、スタッフさんに心配されてしまいました。

自分、ふがいなくてすみません・・・。(健さん風に)


よろよろとランナーズチップを返却したり記録証を受け取ったりしている合間にWKのアスリートトラッカーを確認してみると、30km時点のGROSS TIMEで3:42:31。

まだ帰ってこなさそうなので、上着を取るため荷物を受けとることに。


ちょっとした上りがつらい・・・と思いながら預けた荷物を引き取りに行くと、その途中で人が群がるテントが。

列から離れた人の手元を見ると、おいしそうな豚汁!!!

館山若潮ラソンは、選手と応援者に向けて豚汁をサービスしてくれていたのです。

例年、サブ5の人が帰ってくる頃にはなくなっている・・・という情報もあったのですが、今年は多めに準備してくれていたよう。

焼き芋もあったようなのですが、そちらは残念ながら売り切れ。

ゴール後時間がたってかなり冷えていた体には、豚汁は最高に魅力的です。

荷物を受け取る前に、先に豚汁をいただくことに。

ありがとうございます、いただきます。


ふーふー、はふはふ。ずずーっ。


うっっっっっっっまっっっっっ!!!!!!

この・・・運動後の温かい汁物と塩分の異常なおいしさよ・・・!


人生で指折りのおいしさの豚汁をあっという間に完食した後、荷物と貴重品を受け取り、ゴール前の応援スペースへ。

他の選手の応援をしながら、まだかなー、まだかなー、としばらく応援していると、LINEに入電が。


WK「おつかれ!どこー??


・・・あっれーー??

見てない間にゴールしてた??


どうやら、豚汁を食べたせいでWKのゴールシーンに間に合わなかったよう。

ごめんよ、WK。


戻ってきたWKと合流し、お互いの健闘を称えてハイタッチ。

WKも昨年のフルマラソンより6分記録を伸ばし、PBでのゴール

二人してよろよろしながら記念撮影会をします。


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SNS映えの小道具が準備されていますが、映えないしゃちくとWK。
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↑しゃちくの記録証。一応PB。


あっちに!!!豚汁が!!!うまいよ!豚汁とんじるトンジルとん(以下略)」とすごい勢いでWKをいざない、再び豚汁の列へ。

さあ、二人そろっていただきまー・・・


WK「あーーー!!??ケータイがない!!


なにー!?

さっきまで記念写真バシャバシャ撮ってたやないか!!

あ、撮ってたところにおいてきた!?


豚汁を片手にヒーヒー言いながらゴールの近くに戻り、探してみるが見当たりません。

つい最近買い替えたばかりのWKのiPhoneが・・・!

とりあえず、落とし物として届いていないか本部に確認しに行きます。

しゃちくはその場で豚汁をすすりながら待ちます(薄情者)。


数分後、「あったあった~♪」と言いながら戻ってきたWK。

うん・・・。よかったね、親切な人がいて、ね。(白い目)


一安心してWKも豚汁をすすった後、荷物を受け取り、帰路に・・・つこうと思ったのですが。

荷物預け所の近くにはランニンググッズや食べ物の出店がずらりと並んでいます。

常におなかがすいていると豪語するWKと、晴れて食べられるタレントになったしゃちく。

焼き物のいい匂いにつられて出店をのぞき・・・我慢できず・・・。

しゃちくは焼きイカ、WKはごっつい串焼きのお肉を。

・・・フルマラソン走り終わったあとの所業ではないですね。

まさか、後でこのことを後悔することになろうとは、このときはつゆ知らず・・・。


会場近くから館山駅行きのシャトルバスに乗り、駅まで戻ったしゃちくとWK。

帰りの手段としては、①電車で帰る、②高速バスで東京駅まで行く、なのですが、過去の参加者のブログを見ていると、結構道路の渋滞が起きていて、バスだと時間がかかることが多いよう。

そのため電車で帰り、寒いし脚が棒のようだし汗を流したいから、帰りの途中の駅でもいいから早々にお風呂に入ろうという意見で一致した二人。

近くにスーパー銭湯などがある駅を調べてみますが、あるにはあるのですが電車の便が悪く、さっと入って帰っても東京駅着が22時台、しかも特急を使わなくてもなかなかな料金が発生するということに気づきます。(遅い)


とりあえずバスで東京まで出よう、ということになり、高速バスのチケット売り場に移動。

が、17時前にも関わらず、18時台までは予約でいっぱい!

19時発のバスでもそろそろ定員になりそう。

もとからバスを利用する予定の方は、事前予約がベストですね。

私たちのあとにきた人たちは20時台のバスになっており、悲鳴をあげておられました。


わたしたちは慌てて19時のバスを予約し、時間つぶしもかねて近くのお風呂で温泉に入ることします。


観光案内所で教えてもらった駅近の温泉、「南総城山温泉 里見の湯」。

南総城山温泉 里見の湯 公式サイト

送迎バスは圧倒的に本数が少なく、というよりその時間にはもう終わっていたので、タクシーで向かいます。


流行りの高濃度炭酸泉や、塩化ナトリウムを多く含む天然温泉が売りです。

しゃちくとWKも疲れた体を癒します。

うむ、やはりあったかいお風呂はいいのう。


一足先に上がったWK、「お食事処で待ってるね!」と言っているのですが、この時点ですでに18時10分。

駅までタクシーで10分として、余裕をもって18時40分にはここを出たいのだが?


「おなか減ったー、むりー、すぐたべるからー」


う、うむ。

たしかにわたしもここでご飯は食べておきたいし、なんならビールを飲みたい←

よし、すぐ出てきそうなものをさっとかっ込もう、そうしよう。

台数に余裕がないため、という理由でタクシーの予約がきかないことに若干イラつきつつ、ビールとレモンサワーをうまうまします。

食べるのが遅いしゃちく至上10本の指に入るスピードでおそばを平らげ、あつあつのカレーうどんをすごいスピードで平らげたWK、タクシーを呼びます。


その間に、お食事とお風呂のお会計を済ませます。

が!ここでまさかの問題発生。


前日のカラオケから館山の飲み屋の豪遊で、現金がつきかけていたWK。

立て替えたしゃちくもさほど現金の持ち合わせがなく、お風呂の支払いをカードで・・・と思ったら、まさかの現金オンリー。

配車の際に確認したのですが、館山市内のタクシー会社でカード対応しているところはないとのこと。

WKはほぼ一文無し(リアルに小銭も10円入っていたかどうかw)に、しゃちくも残金数百円。

駅からここまで、片道900円程度かかっていた・・・と考えると、確実に足りない。


ぎゃー!!

どうするどうする!?

二人とも、串焼きなんぞ食べていなければ・・・!

バスの時間も押し迫っているし、とりあえずタクシーに乗って、どこか銀行のATMによってもらう?

いやでも、東京のメガバンクのATMなんてあるの?

どうするどうする!?

と、とりあえず、ここのお会計済ませてタクシーに乗ろう!


と、建物を出たところで、WKが偉大なものを発見したのです。

そう・・・。セ〇ンイレ〇ン・・・。


ぎゃー!!!セブンあるじゃん!!!!


そう、里見の湯はバイパス沿い、栄えた通り沿いにあるお風呂屋だったのです。


「私はタクシー止めとくから、WKさんお金おろしてきてぇぇぇ」

「オッケー行ってくる!!!」


くたくたながらもWK氏がさっとセブンに飛んでくれたおかげで、なんとかタクシーに乗り込み、館山駅に帰還。

バスの時間にも余裕で間に合いました。


いろいろと疲れてぐったりと寝ているうちに、バスは東京に到着。

今年は特に渋滞もなく、予定通りの時間に着きました。

バスを降りる際、長時間座りっぱなしで固まりきった筋肉が完全に悲鳴を上げ、膝も曲げられない体たらくだったのはここだけの話・・・。


最後の最後にやらかしかけましたが、二人ともPB更新をし、筋肉痛をお土産に帰京しました。


ちなみに翌日に整体に行ったしゃちく、レース前に仕事で痛めていた太ももが軽い肉離れだったことが判明し、よく完走したね、と言われました。

……致命的に悪化しなくてよかった。


色々ありましたが、館山若潮ラソンはコースが飽きないし、運営・ボランティアの皆さんもすばらしいし、また参加したいなーと思えるレースでした!


今度はちゃんとトレーニングして、30kmの激坂にも負けない脚になって帰ってきます……。

(毎回言ってる)


これにて館山若潮ラソンレポート、やっとおわりです!

次はスポーツと全く関係ないことをレポする予定です。

では、あでゅー🌷